初めてわかったレインウェアの選び方とコスパ最強の1品を発見した!
■釣り×レインウェア
もうすぐ梅雨ですね。憂鬱・・・。
釣りをしている人のマストアイテム。それはレインウェアではないんでしょうか。
梅雨時の雨、夏のにわか雨、船釣り磯釣りの波しぶき。海や山の天候は変わりやすい。
釣り人は水と戦うシチュエーションが多く存在します。
一昔前は雨合羽と呼んでいましたが、今はスタイリッシュにレインウェアと呼ぶのがトレンド。呼び方もそうですが、ビジュアルもスタイリッシュに変わってきています。
今回、レインウェアの選び方の基本から、オススメ商品までをリサーチしました。
自分に合ったレインウェアが見つかるといいですね。
■レインウェアの性能の基準を知る
レインウェアは耐水圧、透湿度という表現で性能を比較できます。
まずはこの言葉が何を意味するのか理解してみましょう。
「耐水圧」とは、生地にしみこもうとする水の力を抑える性能数値。レインウェアの生地が、どれくらいの水圧に対して耐えられる防水性を持っているかを表します。例えば、耐水圧20,000mmであれば、生地の上に1cm四方の柱を立て、柱の中に水を入れて20,000mm(20m)までの高さに入れた水の水圧に耐えられるということになります。(JIS規格)
一般的な目安は、下記のようになります。
20,000mm — 嵐
10,000mm — 大雨
2,000mm — 中雨
300mm — 小雨
●傘の耐水圧:250mm程度
●体重75kgの人が濡れた場所に座った時の圧力、約2,000mm
●濡れた場所へ膝まずいている時の圧力、約11,000mm
出典:ブリヂストンスポーツ
「透湿度」とは、生地1㎡あたり、24時間で何gの水分を透過した(外に出す)かを示した数値。衣服内の水滴にならない蒸気状態の汗を、生地が透過させる(外に出す)度合いを表します。例えば、透湿度20,000mg/m2/24hであれば、1日(24h)で1平方メートルあたり、20,000g(20kg)の水蒸気の汗を透過する(外に出す)能力があるということになります。
一般的な発汗量の目安(体質や季節によって異なります)
大人安静時で1時間あたり:約50g
軽い運動で1時間あたり:約500g
ランニング等の激しい運動で1時間あたり:約1,000g●透湿度の目安
蒸れにくさ:最低でも5,000g以上、できれば8,000g以上
ベトベトなりにくさ:最低でも10,000g以上、できれば20,000g以上
出典:ブリヂストンスポーツ
なるほど。
耐水圧が高い方が水を通さない。
透湿度が高い方が蒸れずに快適。ということか。
雨の中で釣りで使うことを想定すると、
耐水圧は10,000mm以上、透湿度は最低でも5,000g以上を
目安に考えた方が良さそうですね。
■防水素材を知る
アウトドア好きな方は「ゴアテックス」という言葉を聞いたことありませんか?
「ゴアテックス」はアメリカの会社が開発した防水透湿性素材のこと。
アウトドアウェアやレインウェアでこの「ゴアテックス素材」を採用したものもありますが、値段が高いんです!
「ゴアテックス素材」の耐水圧はなんと45,000mm。嵐でもどんと来い。
透湿度は13,500gとなり、蒸れずに快適。
■ハイスペックレインウェア
★シマノ GORE-TEXベーシックスーツ
シマノ GORE-TEX ベーシックレインスーツ シェードカモ
シマノ独自の「ドライシールド」という技術を使用しているレインウェアもありますが、「ドライシールド」の耐水圧、透湿性は公開されていないようですので、今回比較できませんでした。
ダイワも独自技術を持っていて、
「レインマックスハイパー」耐水圧20,000mm、透湿性8,000g
「レインマックス」耐水圧10,000mm、透湿性4,000gとなっています。
通常のレインマックスに比べてハイパーは2倍の性能を持っています。
レインマックスは1万円しないぐらいで購入できるので割とリーズナブルです。
★ダイワ レインマックス レインスーツ
★ダイワ レインマックスハイパーコンビアップレインスーツ
ダイワ(DAIWA) レインマックスハイパーコンビアップレインスーツ
■ゴアテックス並の性能で激安なレインウェア
注目したいところ、ミズノが「ベルグテックEx」という
素材を使用しています。
耐水圧は30,000mm以上、透湿度は16,000gという
ゴアテックス並のスペックを持ち、
お値段も実売10,000円前後とリーズナブルにおさえています。
★ミズノ ストームセイバー レインスーツ
ベルグテックについては別の記事で特集しています。
■防水透湿性素材まとめ
防水透湿性素材 | 耐水圧 | 透湿度 |
ゴアテックス | 45,000mm | 13,500g |
シマノ ドライシールド | 非公開 | 非公開 |
ダイワ レインマックス | 10,000mm | 4,000g |
ダイワ レインマックスハイパー | 20,000mm | 8,000g |
ミズノ ベルグテックEx | 30,000mm | 16,000g |
■安いレインウェアのスペックは?
レインウェアに1万円もかけられない人。僕もそうです。
コストパフォーマンスに優れたレインウェアもありますよ。
★カジメイク 3Dブリーズレイン
立体断裁で動きやすいコスパに優れたモデル
耐水圧10,000mm、透湿度3,000g 3D立体断裁 約4,000円
★弘進ゴム レボルブ
ストレッチ素材でストレスフリー。ダイワのレインマックスハイパーと同等の透湿性能
耐水圧10,000mm、透湿度8,000g ストレッチ 約4,800円
★ワークマン 透湿レインスーツSTRETCH
釣り人やライダーの評価が高い。実用性を兼ね備えたモデル
耐水圧10,000mm、透湿度5,000g ストレッチ 約4,900円
3商品を紹介しましたが、スペックが一番高いのが真ん中の「レボルブ」
透湿性がダイワの「レインマックスハイパー」と同等の8,000gなので、快適に過ごせるはずですね。
恐らくレボルブはこの価格帯での最高スペックでしょう。
コスパ最強です。これが4,800円で買えるんだから、1枚買っておくといいですよね。
※この記事は2017/5/18に執筆したものを2021/6/27に最新の情報に編集しました。