振り出し式のアジングロッド5種類を比較してみた!の巻

何がなんでもコンパクトに!そんなニーズに応えるアジングロッドがありました!

振り出し式のアジングロッド5種類を比較してみた!の巻

ライトゲームをやりたい。

こんにちは。MMYです。

最近KINGがDAIWAの「月下美人」というロッドセットを使ってアジングをしています。

ライトゲームでは小さい魚でも繊細なロッドで引きが楽しめたりするので、

楽しそうだなと思って、手持ちのタックル(DAIWA クロスビート965TMFS)で

挑戦していますが、こちらの推奨ルアーウェイトは7gからなので、

1g程度のジグヘッドをコントロールするのは

やっぱりそれなりの専用ロッドでないと難しく感じています。

振り出し式のアジングロッドはないのか?

ライトゲームの定番といえばアジング。

恐らくソルトウォーターでは最も軽いジグヘッドを扱う釣りです。

まずはアジングを基本としてロッドを探します。

でも、アジングロッドというのは竿先の細さや感度、強度の問題から

ほとんどが2本継ぎ。

何でも振り出し式のロッドが大好きな僕(笑)が

満足できる振り出しアジングロッドはないものか。

同じような悩みを抱えている釣り人もいるんじゃないでしょうか。

特に僕はライトゲームを専門にやるわけではないので、

必要なときにササッと準備できる振り出し式が理想であるのです。

振り出し式アジングロッドの条件

今回調査した条件は

・振り出し式

・仕舞100㎝以下

・適合ルアー0.8g~ぐらい。

・予算は1.5万円以下。安ければ安いほどいい。

今回は感度についてはあまり重視しません。

感度重視であれば振り出し式よりも2本継ぎのロッドを購入した方が良いかと思います。

僕はライトゲームの入門として、携帯性を重視した振り出しロッドを5種類、比較してみたいと思います。

シマノ フリーゲーム

釣りをしたい! いつでも沸き上がるアングラーの熱い思いを叶える、新たな振出竿「フリーゲーム」登場! これまでの普及価格帯振出竿にありがちなダルさや、不自然な曲がりを克服。シマノ振出竿の技術を応用することで、2ピースロッドと遜色ないスムーズで美しい曲がりを実現。(出典:SHIMANO)

アジング対応:S60UL、S76UL

以下、Amazonの評価

S60ULを購入。渓流でのえさ釣りに一緒に携行するために購入。トラウト狙いで使用しています。はじめ思っていたより少し堅いかなと思いましたが、イワナやヤマメを楽しく釣り上げられます。大きめのアメマスがかかったときにもしっかりと粘ってくれて、しなりも自然な感じで良かったです。価格を考えても気楽に使えて良いです。ただ、しまい長がちょっと長くて、同じ長さの2ピースと比べて20センチちょっとしか短くないのが残念。竿のしなりを考えると仕方がないのでようね。
60ULを購入しました。1gジグヘッドや3gメタルジグをメインに使用しての釣行を何度かやってみての感想になります。1gジグヘッドや1.5gメタルジグを使用した場合はルアーが軽すぎて気持ちよく飛んでいきません。1gでも投げられないことは無いのですが、別のロッドを使用したほうが気持ちよく釣りはできるでしょう。このロッドで私が気持ちよく投げられたルアーの重量はワームの重量込で2gから5gまでです。6g以上は投げていないので不明ですが、7gが推奨重量の最大値なのでさほど気持ちよくは無いかもしれません。30cmくらいのサバやカマスは難なく上げてきますので、もう少し大物でも対応可能でしょう。アジングやメバリング程度で竿の強度不足剛性不足を感じる事はまずありません。仕舞寸法はそれほどコンパクトではありませんが、車のトランクの片隅に置いておくには不満がない程度には小さくなります。この値段でこの品質は満点付けるしかないですね。
アジングかメバリングで軽いルアーを遠投するために買いました。また、自転車やバイクでコンパクトに運べる竿を探していてこれを購入しました。結果、2g程度のジグヘッドや3g程度のミノーを程良く投げられます。5gのメタルジグなら50m以上は楽に飛ばせます。先日は0.3号のPEラインで70オーバーのシーバスを釣り上げました。尺メバルだと思っていたのでえらい引くなあと思ってましたが。こんな大きな魚も10センチ程度のメバルにも対応できるオールラウンドな竿だと思います。値段も安いので多くは求められませんが感度は振り出しロッドだからそれなりです。でもこの値段だと最上の評価を入れられます。買って良かったと思いますし、専用のケースがあればなお良いかな。コンパクトな竿を探している方にはお勧めできます。
仕舞長が長いこと以外は文句なしです。質感は値段が値段なので文句言えません。2番のガイドにやたら絡むのは自分の技の未熟さだと思いますので振り出しをお探しの方はこれで間違いないです

一応、推奨ルアーウェイトは1g~というスペックですが、2g程度のルアーからが丁度良いみたいですね。仕舞寸法が70cm前後なので、パックロッドとしては少し長め。それを除けば評価は高いロッドです。

ダイワ モバイルパック

バスやトラウト、アジングやメバリングといったライトソルトゲーム、船の小物釣りやボート釣りなど、1本で幅広く活躍する汎用性に優れたテレスコピック(振出)ロッド。価格は抑えたいけれど、性能にも極力妥協したくない、しかもマルチに使えるコンパクトなロッドがほしいというアングラーの要求に応えるオールマイティルアーロッド。取り回しのよいEVAセパレートグリップ仕様。(出典:DAIWA)

アジング対応:564TULS、765TULS、615TLS

以下、Amazonの評価

564TULS/テレスコピックロッドを感じさせない作りです。最初、硬いかな?と思いましたが、実際に使うと素直に曲がってくれて使いやすかったです。peライン(0.3号)の使用も特に問題なかったです。
564TULS/希望していたウルトラライトのフィーリングより少し硬めの調子です。コンパクトなので持ち運びは便利です。
564TULS/折れる折れるとのふれこみでしたが、やっぱり、穂先が折れました。釣具屋で穂先交換し、問題なく使用しています。追)ガイドも2個ハズれましたが瞬間接着剤で修復。底部のネジも釣り中に紛失、代替部品があるのか不明なので放置です。
765TULS/さすがダイワ耐久性に心配なく、デカバスとのやり取りも大丈夫。キャスト時にも不安ありません。テレスコピックでこの信頼性はダイワの製品検査の賜物だと思います。安いものにも手を抜かない姿勢JAPANクオリティです。
765TULS/バイク釣行メインでライトゲーム好きな釣り歴40年になるものです。このロッド、価格の割に作りにチャチさは感じない。振り出し竿にありがちな、伸ばして振った時のカタカタ感も皆無。さすがダイワさん。所有の喜びは薄いが、出撃する前にリール、ルアー全てセットしておいて、現場ではロッドを伸ばすだけ。非常に便利でガンガン使えます。オモリ負荷の異なるタイプを数種揃えたいと思っています。贅沢を言えば、バット部分にフックキーパーが欲しかったところ。
615TLS/この竿を使って45㎝の真鯛を釣り上げられました。しなやかに曲がってくれるので、突っ込むような引きもいなすことができました。電車釣行や釣り具の仕舞う場所をなるべくコンパクトにしたい方におすすめします。

よく折れるという口コミ多数。ですが折れないという方も。商品に当たりハズレがあるようです。モバイルパックというだけあって、50cm前後の仕舞寸法の短さは魅力的。

アブガルシア クロスフィールド

「クロスフィールド」は、現代のロッド技術を活かし、専門ロッドの機能を持たせながら、これ1本で様々なフィールド・釣り方・ターゲット魚種を狙える、ルアー釣りを始めるにはもってこいのオールラウンドなロッドです。気軽に楽しく、より快適に自分らしく釣りを楽しみませんか。一目でわかるアイテム別対応表を見ながら、あなたのスタイルに合ったベストなアイテムが探せます。細分化された現代だからこその原点回帰。1本のロッドをフル活用して、より多くの魚種を狙ってみましょう!(出典:AbuGarcia)

アジング対応:XRFS-764L-TE、XRFS-604UL-TE

以下、Amazonの評価

764L/アジング、メバリング、小ハタに使用しています。私がキャストが上手い方ではないので、ジグヘッド単体の釣りでは他の竿を使っています。キャストの上手な慣れた方でしたら1gリグを投げられるのかも知れません。なので今では5g〜12gのリグ(飛ばしウキやキャロ、メタルジグ、プラグ用)で使っています。万能なマルチルアーロッドという感じです。リールやラインのセッティングにもよると思いますが、中メバル〜小ハタゲームが得意そうな範疇かと思います。7.6フィートと昨今の主流より長めなのが気に入っています。またデザイン・質感がとても良いです。他にメジャークラフト製の柔らかめの6.4ftと7.6ftを使い分けており、あまり登場機会は多くないコレですが、なぜかこのAbu竿が一番魚が釣れます・・・。不思議です。そしてなぜかこの竿のことを悪く言う気になれません。愛着でしょうか?(D社やS社に比べたら初期不良が多いのはあるのかもしれません。その分少し値段が安いはずです。)
764L/ライトとしては少し固めですが、その分キャストコントロールは良いようです。2回ほどライトエギングで使用しましたが、藻掛かりしてもバットの強さで何度も回収できたので、それなりの強度もあるようです。ロッド自体も曲がり等の変形もなく良く出来ていて何の問題もないですね。クロスフィールドのテレスコ全体のレビューにエンドキャップが外れると言う事が書かれていたので点検したところ、締め付けても少しガタが有るので確認した結果、エンドキャップとグリップの間のリングにもネジが切られており、先ず、エンドキャップとリングをしっかり締めて、その後にグリップに締め付ければガタは無くなり、2回の釣行でも緩む事はありませんでした。耐久性についてはこれからと言う事で・・・
764L/この竿の印象は表記よりもやや硬め。程よい張りで振り出しモデルとしては上出来。竿の詳細には1ℊ~14ℊとあるが1ℊ~2ℊの繊細な釣りには不向き。3ℊ~11g程の釣りに向いていると感じる。特に7g~11g程度のミノーをキャスティングが一番しっくりくる。私がこの竿に対しての印象はこの様な感じで高評価なのですが・・なぜ未だに一匹も釣れないのか不思議でたまらない・・
764L/クロスビート 764TLFSの穂先を折ってしまった為、去年の6月に購入。それから半年ちょい使ってみた感じをレビューします。感度、飛距離は正直、クロスビートと大差無し。違いを感じたのは、魚をかけてからの感触かな。ちょい大きい魚でも竿全体でショックを吸収するというか、しなやかなしなりで、魚との適度なやりとりが楽しめます。(クロスビートの方がより先調子)アジ、メバル、チヌ、30前後の根魚、40、50クラスのシーバス、等釣りましたが、問題なく寄せてこれました。黒とゴールドをセンスよく使った落ち着いたデザインで、付属のハードケースも使いがってが良く、クロスビートより2000円高いくらいが妥当な価格じゃないでしょうか。(1000円位の差ならお買い得だと思います)
アブのロッドは初めてでしたが、思った以上の出来にやるな、という感じですねー。
604UL/なにもかにも、見てびっくり!一番ガイドが余りにも、離れすぎ。て、言うか距離(位置)が全てに変。おかしいでしょ?後、ティップから2番目のガイドがボンドでくっついていた。なんとかスライドさせたけど、気分悪い。値段が安いから、しょうがないとか関係ない。アブのロッドはこんな物か… 追記。全バラして、手元側にガイドを一個追加しました。これでちょっとは、シマノ、ダイワのロッドに近づいたのかな?
604UL/軟すぎて2回目の釣行で振った瞬間に真ん中からポキっと逝きました。

一番のガイドが離れすぎているというレビューが数件ありました。アブガルシアのロッドは作りが雑だとか、初期不良が多いとか、あまり良い印象がないので、僕はこちらのロッドは見合わせます。

ダイワ クロスビート

バスはもちろんトラウト、ロックフィッシュ(メバル・カサゴ・ソイ・アイナメ等)、メッキ、アオリイカ、シーバス等、あらゆるルアーゲームの多様なシーンに柔軟に対応できるハイバリューモデル。テレスコピック(振出)モデルのため携帯性に優れ、バッグや車のトランクなどにも収納しやすい。予備竿としてもおすすめ。(出典:DAIWA)

アジング対応:593TULFS、764TULFS、603TLFS、664TLFS

以下、Amazonの評価

593TULFS/軽装で行けるライトゲームが好きで、色々なコンパクトロッドを買いましたが、感度・使い勝手・耐久性・コスト全てがバランスがいいです。仕舞いがやや長く鞄等には収まりませんが、野球バット用の袋を買うことで不便さは無くなりました。原チャリ釣行の際バット袋に入れていき現地で袋を畳めばウェストバックのみのスーパーライトウェイトで軽々ランガン出来ます(予備はペン竿)。少数派だとは思いますが、パックロッドをメインに使いたい人にはお勧めです。0.8〜7gまで投げれるのでこれ一つでアジ・メバルは勿論ライトエギングやチニングもギリギリ出来ます。
764TULFS/アジングオンリーなら問題なし。重いジグや、サビキ、浮きなどするようになると汎用性がほしくなるので、使わなくなった。
664TLFS/自転車やバイクで移動したい人、リュックサックに入れて移動する人にとってはギリギリの長さ。これ以上長いとおそらく移動が大変だと思うのでこれにして丁度良かった 軽いし、短いので移動が楽
【 強度について 】初心者で、扱いが雑な自分が利用しても折れてしまうようなことは無かったのでそれなりの強度はある
例えば初心者でありがちな、リールのベールをおこすのを忘れて、糸が出ない状態で竿とルアーを強く振っても折れることは無かった。(今のところ5回程度釣りに行って何度もこの失敗をしているが、折れてはいない。木に2度ほどぶつけたが取りあえずは大丈夫だった)全くの初心者が「ちょっとバス釣りをやってみたいな」で手を出すには少し高いかもしれないが車が無いなどの条件付きの人は、これを買っておけば間違いないと思う

この価格帯で評価が高いクロスビート。迷ったらクロスビートを選んでもいいかと思います。僕はクロスビート965TMFSを持っているので、出来れば違う種類のロッドにしたいなぁ。

タカミヤ REALMETHOD コンパクトゲーム GRII

テレスコピック(振出竿)の持ち運びの良さと、ルアーロッドとしての性能を高いレベルで融合させたワンランク上のコンパクトルアーロッド!モデル別にメインターゲットに合わせた専用設計で調子や感度だけでなく質感までこだわりを追求。ルアーだけでなくエサ釣りにも使用可能。様々な釣りにジャストフィットするオールマイティコンパクトロッド。オールFUJI SiCガイド搭載(出典:TAKAMIYA)

アジング対応:605UL、705L

タカミヤのREALMETHODシリーズは釣り具のポイントという釣具屋が手がけるプライベートブランドなんですが、Amazonのレビューがありませんでした。今回のアジングロッドのラインナップとしては値段が9,800円と高い部類に入ります。ですが調べれば納得。

この価格帯としては珍しいオールSiCリングでハイフレームのKガイドを使用。細いラインを使うことが多いアジングでは、ライントラブルが少なくできそうです。
ブランクは国産カーボンを使用。

実はスペック的には一番期待できます。一部の釣り人からは厳しい評価を受けることがあるREALMETHODシリーズですが、僕はこのロッドが一番気になっています。

振り出し式アジングロッドを比較

振り出し式アジングロッドの有名どころでは先に紹介した5種類が定番になると思います。

携帯性重視であれば5本並継ぎとかのロッドもありますが、今回は振り出し式に絞ってご紹介しました。

それぞれのスペックを比較してみましょう。

5~6ftモデル

品名 全長
ft.(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ルアー
重量
(g)
ナイロン
ライン
(lb.)
参考価格(円)
Amazon
フリーゲーム
S60UL
1.82 3 71.9 90 1.3/?? 1-7 2-5 6,274
モバイルパック
564TULS
1.68 4 52 83 1.3/8.5 0.8-7 2-6 9,855
モバイルパック
615TLS
1.85 5 46 87 1.4/9.4 1-10 3-8 9,261
クロスフィールド
604UL-TE
6’0″
(1.83)
4 55 89 1.1/9.8 0.6-8 PE0.2~0.8 6,818
クロスビート
593TULFS
5’9”
(1.75)
3 70 95 1.3/7.4 0.8-7 2-6 6,942
クロスビート
603TLFS
6’
(1.84)
3 72 95 1.5/8.8 1-10 3-8 6,502
クロスビート
664TLFS
6’6”
(1.98)
4 60 105 1.5/10.1 1-10 3-8 6,891
コンパクト
ゲーム 605UL
1.84 5 48 85 0.7/10.3 0.5-7 MAX5 9,800

7ftモデル

品名 全長
ft.(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ルアー
重量
(g)
ナイロン
ライン
(lb.)
参考価格(円)
Amazon
フリーゲーム
S76UL
2.29 4 67.6 110 1.3/?? 1-7 2-5 7,862
モバイルパック
765TULS
2.29 5 55 96 1.3/11.1 0.8-7 2-6 11,340
クロスフィールド
764L-TE
7’6″
(2.29)
4 66 104 1.5/11.7 1-14 PE0.5-1 8,653
クロスビート
764TULFS
7’6”
(2.28)
4 68 105 1.3/10.1 0.8-7 2-6 7,220
コンパクト
ゲーム 705L
2.13 5 54 96 1.1/11.1 1-14 MAX8 9,800

なお、アジングロッドの代名詞である月下美人のULでは

先径が0.7mmでルアーウェイトも0.5gからというスペックで、

上で紹介したロッドのほぼ半分となります。

唯一、タカミヤのコンパクトゲームGRII 605ULだけが

月下美人ULと同じスペックを実現しています。

ダイワやシマノでなくタカミヤ。

正直信頼度は図りかねるのですが、

僕はタカミヤのコンパクトゲームGRII 605ULか705Lを購入してみたいと思っています。

耐久性が気になりますが、やっぱりアジングロッドは

どこのメーカーでも折れたというレビューが多いので取り扱いは要注意ですね。

ただ、やっぱりアジングロッドで振り出し式というのはラインナップが少ない(笑)

マルチピースになると選択肢も増えるんですけどね。

アジングロッドに合わせるリール

1万円程度のアジングロッドに合わせるリールときたら、

ダイワのレガリスLTがバランスが良いかなと思います。

過去にレガリスLTを紹介していますので、こちらも見てみて下さい。