超大型巨人現るの巻【釣行記】

釣行No.017 2016/04/30

食いの渋い中で、ラストに釣り上げた大物。こ、これは・・・。何?

超大型巨人現るの巻
登場人物:KING、MMY 2名 (エキシビジョンマッチ)
 

釣行前

ゴールデンウィーク釣行の前哨戦。
KINGと二人のタイマン戦(笑)
今回は慣れ親しんだ銚子に挑む!

そして、この時期にしては夜の気温が低め。。。ちょっと防寒しとこ。

気象データ
天気 晴れ
小潮
気温 最高18℃、最低9℃
月齢 22

潮の動きがほとんどないねーーー!

この時期、何を狙えばいいのだ?
クロダイ、アイナメ、イシモチ、アナゴ、シーバス、アオリイカ。

うーん。

なんか釣れる気がしないぞ。今回は。
ターゲットを絞れない。俺にしては弱気(汗)
とりあえずのウキ釣りか。

4/30 1:00 出発

我が家からの指令は

「買ってでもいいから持って帰ってきて」

だって。

そーいうのじゃないんだよ。釣りは。。。

3:30 銚子到着

辺りは少し明るくなってきた。

意外と風があって苦戦。しかも寒い!
鼻水たらしながら、とりあえずウキ釣り。
何か釣れるべや。

お天気だけは最高にいい!
ここ最近、雨続きだったからチョー気持ちいい。

7:00 悲壮感

ところが!

ウキでもブッコミでもルアーでも何もなし!
エサも取られず。急に寒くなったから、魚たちは動かないのかなー。
ここに来てから3時間。何のワクワクもなく、悲壮感漂う俺たち。

KINGと二人で並んでテトラでクロダイ狙い。

当たり皆無。。。

9:00 決断

「このままいても無理だ!移動しよう。」

そう、アングラーにとって釣り場移動は最後の手段。
出した竿をしまい、大きな荷物を持って再び車に戻る。
相当な手間と、時間ロス。行った先でも釣れる保証はない。
でもそれだけ今日は可能性を感じないものだった。

10:00 犬吠埼

KINGが犬吠埼の下に磯があるといい、下見をすることに。
観光客で結構ごった返してた。こんな近くに観光スポットがあったのか。

磯っぽい波の強さ。
誰も釣りしてない。。。

「お、釣り人か!」

「KINGですが?何か?」

犬吠埼の磯って、変な感じ。
天然の岩や壁がゴロゴロしてるのに、ところどころ人工のコンクリとか、鉄骨とかが入ってる。なんか歴史があるのかね。

「ちょっと奥、見に行ってみよう。」

写真の中程にある、細めのところを歩いて奥に行く。

途中、濡れている箇所あり、

「すべりそうだから注意して。」

行きは良い良い。帰りは怖い。

帰り、

KINGは海の中にスローモーションで滑っていった(笑)

俺には見ていることしか出来なかった。すまん。KING。
ヒザ下まで水に浸かる。

「あ~もうっ!」

確かに、海を見ながら歩いてたから。

しょうがない。

しょうがないよ。

事故だよ。

でも小学生みたい。ぷぷっ!

「このアクシデント。10ポインツ!

さすがKING。持ってるね~。今日一番のおもしろさ。

ウミウシと戯れるKING氏。

11:00 港

犬吠埼も他のサーフも見て回ったけど、ピンと来ない俺達は港にやってきた。


靴も乾かしてね(笑)

もう、この釣り場では「カレイ」を狙うしかない。
よって仕掛けはジェット天秤一択。

「あ、何か釣れてるー。」

ハゼ
ハゼ(11:39)17cm 【50PT】→昇格【300PT】

通常サイズよりも大きい!
この前のミニハゼが約5㎝程度だと思われる。

17cmの最高記録達成!

コレが本日、最初のお魚。
実にここまで8時間経過。

ハゼがいることが分かったら、俄然やる気が出てきた。
30分後、KINGの竿の鈴が鳴る。

マコガレイ
マコガレイ(12:12)17cm 【5000PT】→降格【1000PT】

「おーーー!カレイ釣れたー。」

小さいヤツは「木っ端カレイ」というらしい。
通常カレイは5000PT!
ランクダウンしても1000PTもあるのか。

こりゃ結構いいポイントっすね。

しかし、この後ぱったり。

13:00 海上保安庁

海上保安庁の人が隣の釣り人に何か言ってる。
何だ?密猟の見回りか?
案の定、我々のところにも来る。
海保のブサイクなおねーさんだ。

(おっと失礼、心がすさんでる・・・)

「釣れてますか~?」
「どちらから来たんですか~?」
「只今キャンペーン中で、釣り人の皆さんに告知しています」

どうやら、ライフジャケットの着用とか諸注意を告知しているようだ。
まったく魅力のない海保のキャラ入り絆創膏をもらう。
海上保安庁キャラ

17:00 夕マズメスタート?

木っ端カレイから既に5時間半経過
やっとKINGの竿の鈴が鳴る。

アナゴ
本アナゴ(17:47) 【1000PT】→【300PT】(降格)

いつも釣ってるようなアナゴがベーシックサイズかと思ったら、これぐらいのサイズも結構釣れるらしい。
これで夕マズメスタートか?

18:00 超大型巨人現る

「チリン、チリン」

これもKING。

「でかいっす!」

出てきた魚影は・・・・デカイっ!

でも、なんだコレ。

ボラ?

シーバスか?

「タモタモっ!」

釣れないクロダイ狙いではタモ用意してたのに、こういうときに限って組み立ててもない・・・。

焦る。。。

それでも、なんとか。

でーーーーん
マルタウグイ

ボラでもない。シーバスでもない。どちらかというとコイみたい。

隣の釣り人が

「たぶんマルタだよ」

苦笑いで教えてくれた。

苦笑いの理由は

「美味しくない」

マルタウグイ
マルタ 58㎝/2.2㎏ (18:05)【5000PT】

初めてマルタって魚知ったわ。
後でネットで調べてみると、

コイ目 コイ科 ウグイ属

全長40cm。汽水域や内湾に生息する。底層で底生生物などを食べる。
マルタウグイと呼ぶ地域も。
漢字で書くと「丸太」

58㎝って大きい部類に入るんじゃないかと。
とりあえず「5000PT」に決定。

東北などでは流通していて、希に関東にも来る。東北太平洋側では郷土料理の「みそたたき」、塩焼きなどで食べていて、根強い人気がある。

ネットで見ると美味い、まずい、賛否両論。

さて、KING、実食結果はいかに。

マルタとの格闘の10分後、

俺にもついに来たゼー!フォー!!

「KINGばっかズルいー。」
とスネてたから女神も平等に配分してくれたのか。
ゆっくりと近づいてくる生命反応。重さはそれほどでもない。

KINGが

「アナゴじゃないっすかー?」

と茶々をいれつつ。

竿下まで引いてきたときに、すごい勢いで潜り始めた。

「やばいっ! 重っ!」

ギリギリの感じでリールを巻く。

「平べったいの来い!」

「平べったいの来い!」

「平べったいの来い!」




キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ヌマガレイ
ヌマガレイ 42㎝/1.1㎏(18:14)【5000PT】

もう大興奮!

何も言えねー。
上がってきた時、巨大なゴミかと思った(笑)

この写真で見るより、実物はヤバイ!

今までの疲れとか、眠気とか吹っ飛び、二人ともアドレナリン出まくりで、満足して竿を上げることに。

移動して来て良かったー!

通常は「左ヒラメに右カレイ」と言って、カレイは右向きらしいんだけど、

ヌマカレイだけ左向きなんだとさ。

味は

脂が少なく、鮮度が長持ちする。
旨味に欠けるが、活けなどの刺身は食感が楽しめて美味。
煮る焼くなどするとときにぱさついたものとなる。
生で食べるのがいちばんうまい。
特に活けは食感がよく、なかなか美味。
味わいに欠けるのでカルパッチョなどにも向いている。
煮魚、塩焼きにもできるがときにぱさつく。
どちらかというと煮魚が美味。
唐揚げは香ばしく美味。

だと。旨味に欠けるってワードが引っかかるね。

19:00 納竿

【本日の釣りタイム 3:30~19:00 15.5時間】

二人合わせて、15時間で5匹。
雑魚も全然釣れない厳しい環境だったのにもかかわらず、最後の1時間で強烈なインパクトを残した。

「終わり良ければ全て良し」

その”終わり”まで釣っていた我々を褒めてあげたい。
周りも全然釣れていない中で、ナイスな釣果を残した二人だった。

二人とも釣れてよかったね!

23:00 帰宅

釣果

【優勝】<6310pt>  KING
・・・・・木っ端カレイ1000pt(降格)、本アナゴ300pt(降格)、
マルタ5000pt、海に滑り落ちる10pt
【2位】<5300pt> MMY
・・・・・ハゼ300PT(昇格)、ヌマガレイ5000PT

この1回の釣行で昨年の合計PTを軽々超えました(笑)

お料理コーナー

ヌマガレイ

KING家で重さを測定してもらう。血抜き後で1.1㎏。

ヌマガレイ刺し身
刺し身やばい。コリコリ感ハンパない!

KING家
マルタウグイ