初めての釣行 勝浦タンタンメンの巻【釣行記】

釣行No.001 2012/07/14

GFC発足前のクロニクル。冒険活劇風ブログ。

初めての釣行 勝浦タンタンメンの巻
登場人物:T-ZO、KING 、MMY、YANA 4名
  

釣行前 遠足前夜の子供みたいな・・・

7月14日(土) 天気:雨のち曇り

金曜日、夜、いつもより早くベッドに入る。

明日は釣り!朝3時発。眠っとかないと死んでしまう。

・・・・・・・

眠れない。

この遠足前夜のような気持ちの高鳴り。

眠らないかんというプレッシャーが僕を包んでいた。

ベッドでウダウダしているうちに時は流れ、支度する時間がきた。

結局1時間ぐらいしか眠れなかった。まあいいや。勢いで何とかなるさ。

窓の外からはザーザーと鳴り響く雨の音・・・。

3:00 出発

T-ZOからメール

「着いたっす」

車に行くとT-ZOがひとり。

あれ?YANAを先に拾ってるはずだったのに。

やっぱり寝坊。

早く海へ行きたいのに。。。

電話でなんとか叩き起こし、YANA回収。

そしてKINGをピックアップ。

もともと伊豆網代に行く計画だったけど、あいにくそっちの予報は曇りのち雨。

千葉は雨のち曇り。中止か、千葉か。その二択。

もちろんこの胸のワクワクは止めることができず、僕らは千葉へ強行することにしたんだ。

現時点では外に出たくないような大雨。

でも朝には止むはず。昨日はアメダスを食い入るように見てやった。

まだ外は真っ暗だけど、ビールを片手にテンションを上げてみる。

なかなかできない、早朝ビール

こんなことしちゃうのも野郎4人旅だからこそか。

さてさて、車はアクアラインを通り、千葉へ進出。

ピッカッ!雷!

そんなの(・ε・)キニシナイ!!

6:00 強風の勝浦

千葉勝浦に到着!

予報通り雨は上がり、丘の上からちらりと見える海!

OH NO!白波!

風が強く荒れております。

でも朝から釣り人が一杯いる勝浦港。

いやってほど潮の臭いを体に受けて、外側の防波堤へ。

到着後、僕らは黙々と準備したんだ。まだ見ぬ大物を夢見て。

人の事は気にしてる余裕はない。自分が最初に釣り上げる。

サバイバル的に準備は進んだ。

僕はというと、2000円で新しく買った赤いラインの入った竿に、お気に入りのピンクのウキのサビキ仕掛けを付け、投げる。

浮き桟橋と船の間のちょっとしたスペース。

うーん。当たりもないし、餌が食べられた形跡がない。

今はちょっと遅い朝マヅメ。釣れるときは釣れるはず。

やっぱりこの風が影響してるんだ。

何回か投げたあと、ラインが風に流されたるみ、

あ、浮き桟橋に引っ掛かった!

しょうがなく引っ張る。

プッチーン!

ブレイク!お気に入りのピンクのウキだったのにぃ。美人薄命。

でも最初の当たりは僕だった。

名前何だっけ?ちっちゃいアジみたいだけど違うヤツ。

何の当たりも感じなかったから釣った気しないなぁ。

記念撮影して即リリース。

刺身になる魚しか持って帰らないつもりだからね。

もはや何だかわからない写真・・・

幸先良かったのにそれからぱったり。

YANAと二人で対岸の漁港側に移動。

こっちの方が更に風が強い(;^_^A

ウキがなくなったので、底狙いのサビキでチャレンジ。

ググッ!ヒット! さっきより明らかに重い。

ついに来たぜよ。大物が。

波の合間から出てきたのは、クサフグ。

20センチぐらいか。大物と呼ぶにはおこがましい。

クサフグは陸に上がるとキューキュー鳴いて、暴れてハリスを食いちぎる。

こいつもリリースだ。ワイルドだろぉ~。

その後、連チャンで、計3匹のクサフグ。

やっぱりサビキにオキアミ付けの方が釣れる。サビキ師からしたら邪道なんだろうけど。

ひとしきり底を狙った後、ふと見ると近くの水面に小魚の大群が!

ベイトボールって言うんだっけ?

これは大チャンス!

サビキを魚群の奥に投げ込む。

そこからリールを巻いて、魚群を通過すると数匹引っ掛かっている裏ワザ。

この際、陸に上げられれば釣り方なんてどうでもいいのだ。

口だけではなく、しっぽや体に引っ掛かり、釣り上げられる小魚たち。

申し訳ないね。こっちも必死なんだ。

小魚の正体はイワシの群れ。

個人的にはイワシは小骨が多いから好きじゃないけど、数を稼ぐのはここしかない。

何度も何度もさっきの方法で試し、YANAと約30匹ほど釣り上げた。

12:00 しがない中華料理屋

イワシのチャンスタイム終了後、T-ZO、KINGと合流する。

僕はもう釣れない釣りに飽きていた(笑)

イワシチャンスから1時間半は過ぎていただろうか。

ここは昼飯でも食ってリフレッシュしなければ、午後のテンションに関わると思った。

そこで竿はT-ZOに任せて昼飯を食いに行く。

勝浦のメインストリートをぶらつき、地魚料理を食べると思いきや、しがない中華料理屋へ引き込まれる。

いいさ、刺身は海にいるんだから。

大将のオススメ、タンタンメンをKINGとYANAが頼み、僕は無難にチャーハン。

それにしても曇り空を甘く見てた。腕は日焼けで赤い。

キンキンの瓶ビールでクールダウン。ほてった体に染み込む。

あれよあれよといううちに3本いただいちゃいました。

ほろ酔い気分でリフレッシュ。午後の部も頑張って行こう。

14:00 テトラ攻めて根魚を狙う!

さあ、港に戻り、一発逆転狙いでT-ZOとテトラポットを攻めに行くよ。

テトラポットの間は根魚の住家。糸を落とせば、思わぬ大物をゲットできるんだ。

さっきおばあさんの釣り具屋で買った丸セイゴ10号ハリにオモリだけのシンプル仕掛け。

これで勝負!

T-ZOは即メジナゲットしてた。ウラヤマ。

来たっ!

シマシマのトロピカルなハゼゲットだぜ~!

(後にキヌバリとわかる)

キヌバリ

小学生の頃はぴょんぴょん跳んでたテトラポットが今じゃビクビク。

足を滑らせたら怪我じゃ済まないと思うと更に躊躇してしまう。

一歩一歩確認しながら、恐る恐る奥まで侵入したんだ。

しっかし、根掛かりがすごい。

大風でうねる波に海藻が流れてきて、こいつに何度も邪魔される。

ハリスを5~6本持ってかれた。

ちなみにT-ZOは根掛かりゼロ。この違いはなんぞや。

嫌になって、カニを釣ってみた。
カニ

結局、オモリもなくなり、諦めモードで元の場所に戻った。

17:00 夕マズメ

周りでもアジが釣れ始めてた。サイズは小型。15センチと言ったところだろうか。

釣り具屋のオッサンが言ってた30センチオーバーにはほど遠い。

でも今はそんなことを言ってられない。アジを釣らねば。

僕はラストのサビキ仕掛けに全てを託すことにした。

仕掛けの名は「ボウズ逃れ」 ボウズじゃないけど頼むぜ。

またもや底狙いでヒット。小さい小さいカサゴみたいな魚が付いてる。

どう見ても食べるところはなさそうだ。

ん、見るからに危険な臭いのする背ビレが付いてる。


オコゼか!

刺されると痺れるんだっけ。ビビりながらハリを外す。

するとKINGからこっち釣れそうと声がかかる。

KINGと言えば、圧倒的パワーでキャストして、ラインが切れ、仕掛けだけ飛んで行くという達人。

沖を見ると何かの魚がぴょんぴょん跳ねてる。

でも今の仕掛けではあそこまで飛ばせない。

仕方なく、近くに落とす。

ビビッ!

来ました~。結構な引き。ついに大物ゲットか?

上がって来たのは25センチぐらいの輝く物体。

アジ来たキタキタキタ━━(゜∀゜≡゜∀゜)━━━!!

あれ?アジじゃない。


サバだ。

でも満足。

サバ

でも、サバの最後の大暴れでサビキが再起不能に絡まってしまった。

もう今日は潮時かな。と思ってたら、T-ZOの竿にアジが掛かり始めた。

残りのエサも少ない。 まーいいか。

さっき勢いで買ってしまった重すぎる15号のジェット天秤を試してみるか。

小学生の頃は10号でMAXだった気がする。

こいつを投げてみたい。

とりあえず、ハリを付けずにキャストの練習。

風の影響であまり実感がわかない。どこに落ちたかわからないんだもの。

気付くと、YANAがカマスを釣り上げた。

おっとやべえ。ハリ付けよ。 そして残ったエサが続く限りキャストするんだ。

でも、結局それから、僕の竿が震えることはなかった・・・。

19:00 納竿

周りの釣り人が電気ウキになる頃、僕らは勝浦港を後にした。酸っぱい思い出を胸に。

今日は最初から負け試合。海のコンディションは想定内。

それでもドラマはいくつもあった。



【本日の釣りタイム 6:00~19:00 13時間】

勝浦タンタンメン

帰り際に名物勝浦タンタンメンをヒーヒー言いながら喰らい、ここでもビール。

勝浦タンタンメンとはひき肉、ニンニク、玉ねぎなんかが入ってラー油仕立てになってるラーメン。

タンタンメン

漁師メシを無理矢理名物にしてるらしい。味は辛いだけ。

次の日、日焼けのヒリヒリと、タンタンメンにやられたケツのヒリヒリがコラボったのは内緒の話。